Three to Four

毒にも薬にもならない文字の羅列

上田麗奈の「Empathy」

 1日1盤チャレンジ。今日はリリースされたばかりの上田麗奈1stフルアルバムを聴いた。

 

Empathy

Empathy

  • アーティスト:上田麗奈
  • 発売日: 2020/03/18
  • メディア: CD
 

 

 アーティストとしての上田麗奈の曲といえば、「RefRain」の頃からだいぶアーティストみのつよい個性ある楽曲群で、あまり「人気声優がとりあえずデビューしてみました感」がなく好みなのだが、「Empathy」も例に漏れず、なかなかに個性ある盤に仕上がっているように思う。

1.アイオライト

 上田麗奈のだいたいの曲がダウナーというかローテンションの中、春の訪れを告げるかのようなアップテンポで爽快なナンバー。ふつうに歌えばよくある春ウタだと思うのだが、ウィスパー気味のボーカルとやや後ろ向きな歌詞で味が出ている。

2.あまい夢

 めちゃめちゃにガーリーポップ。このアルバムの中で一番にMVとともに公開された曲なので一番多くのひとが聴いていると思うが、これがとんでもなく良い。

5.いつか、また。

 ここでガラッとアルバムの雰囲気が変わる曲。Cメロの情感はさすが声優。

9.旋律の音

 ピアノとボーカルだけの張りつめた空気のエモエモナンバー。そしてとんでもなく後ろ向きな歌詞。心を病んでいるのか?

11.Walk on your side

 ラストトラックは明るい前向きポップソング。上田麗奈の曲ってどれもこうダウナーな部分がある中、このトラックは最初から最後まで前向きソングなので少し意外。あとシメ方オシャレ。