ということで2023年1本目のゲームクリアは「イハナシの魔女」に捧げた。
もともとは、もはや電ファミニコゲーマーと双璧をなす最も信頼のできるゲームメディアであるautomatonの紹介記事で知ったタイトル。リリースは去年の夏だったわけなので、半年くらいは手をつけなかった。
結果的にautomatonの信頼性はまたしてもぐんと上がった。てかなんで即日プレイしなかったのだろうか。悔み。
というのも「イハナシの魔女」、ハチャメチャに良かった。王道ボーイミーツガールを描きながら、深く練られた構成のシナリオにぶん殴られた気分。目を通していて心地よさすら感じるテキストの安定感も合わせて、中盤くらいからは「終わってほしくない。いつまでもこのキャラクターたちの掛け合いを眺めていたい」とすら思っていた。
正直、序盤を超えてからはほぼ泣きながらプレイしていたまである。部屋でひとりモニターに向かって号泣している成人男性の姿がそこにはあった。
魅力的なアートワークと民俗伝承を絡めた深く練られたシナリオ、プレイ中涙を誘う音楽と瑞々しさすら感じるキャラクター描写。難点をいうならばサントラが(たぶん)ないことだ。ぜひboothかBandcampで配信してもらいたい。
開発元であるフラガリアのこと調べるにあたって、ちょうど都合よく前作「カガミハラ/ジャスティス」のNintendo Switch版がセールをしていたのでホイホイと買った。現状プレイ中のFEが終盤なのでこれとかを終わらせてからになると思うが、この熱のまま手をつけたいところだ。