知ってます? 2004年に今は亡きスーパーダッシュ文庫から刊行されたライトノベルです。シリーズは全3冊。完結したといえばしたけどしてないといえばしていない、そんなどちらにでも取れそうな幕引きと共に、この著者は別のシリーズ(紅シリーズ)を書き始めてしまったもんだからファンは嬉しいやら悲しいやら。その新しく始めたシリーズもあるときからぱったりと刊行が止まり、コミカライズだけが続き、そしてついにそのコミカライズも終わりファンたちは半ば諦めていた頃に紅シリーズの新刊が出て、またぱったりと新たな情報が途絶えて早6年。
えっ6年!? ちょっと現実が受け入れられないんですが…、それはさておき。
そんなわけで2005年から15年も新刊の出ないライトノベルシリーズが私が初めて読んだライトノベルなのです。まぁ正直、新刊が出るなんてもう99%近く思ってなかったし、紅シリーズの新刊だってなんだか「長い間ファンでいてくれてありがとう。これで終わりだよ」的なニュアンスさえ感じることのできるラストだったので、数年に1度読み返すことで自身を慰めていたのがここ数年でした。
が、先日事件が起こります。そう、事件です。事件なのです。
おわかりいただけるだろうか。おぉ…えぇ…。こ、コミカライズ…? どういうことなんだ…。いったい何が起きてるんだ…。生きていたのか…。小遣い稼ぎなのか…?
ということで1か月身を清め、出来に震えながら過ごす日々が幕を開けたのです。身を清めるというのは、原作の再読、及びキャラクターデザインが全体的に心なしか馬面なOVA版を視聴することを指します。いやマジで結構馬面なんすよ。