Three to Four

毒にも薬にもならない文字の羅列

2021年総決算、映画、アニメ、ドラマ編

 

はじめに

本来であれば映画、アニメ、ドラマ共に、1作品ごとにつらつらと感想を並べたいところだったのだが、残念ながらそれだけのカロリーがないってことで完結にまとめる。

 

 

映画

1.るろうに剣心
2.ドラゴンクエスト ユアストーリー
3.陰陽師 とこしえの夢
4.るろうに剣心 京都大火編
5.るろうに剣心 伝説の最期編
6.最初に父が殺された
7.トリック 劇場版2
8.ここは退屈迎えに来て
9.ヤギを追跡せよ
10.風の谷のナウシカ
11.パプリカ
12.MEMORIES
13.ジョン・ウィック パラベラム
14.空の青さを知る人よ
15.いなくなれ、群青
16.ビリギャル
17.映画 としまえん
18.パラサイト 半地下の家族
19.劇場版 とある魔術の禁書目録 エンデュミオンの奇跡
20.うちの執事が言うことには
21.ウーマン・イン・ザ・ウィンドウ
22.オキシジェン
23.メン・イン・キャット
24.朝が来る
25.パニック・ルーム
26.デッド寿司
27.ゾンビーバー
28.スタング 人喰い巨大蜂の襲来
29.リズと青い鳥
30.侍
31.翔んで埼玉
32.ビブリア古書堂の事件手帖
33.13日の金曜日
34.エヴァンゲリヲン新劇場版:序
35.エヴァンゲリヲン新劇場版:破
36.エヴァンゲリヲン新劇場版:Q
37.ハウスシャーク
38.クネクネ
39.ジュラシック・シャーク
40.新世紀エヴァンゲリオン劇場版 DEATH(TRUE)/Air/まごころを、君に
41.シン・エヴァンゲリオン劇場版
42.残穢 住んではいけない部屋
43.劇場版 Fate/stay night Heaven's feel  Ⅰ. presage flower
44.劇場版 Fate/stay night Heaven's feel  Ⅱ. lost butterfly
45.劇場版 Fate/stay night Heaven's feel  Ⅲ. spring song
46.恋空
47.蜜蜂と遠雷
48.ジェイソンX 13日の金曜日
49.映画 賭ケグルイ 絶体絶命ロシアンルーレット
50.ミッドサマー
51.AI崩壊
52.PERSONA3 THE MOVIE #1 Spring of Birth
53.PERSONA3 THE MOVIE #2 Midsummer Knight's Dream
54.MEGA SPIDER メガ・スパイダー
55.PERSONA3 THE MOVIE #3 Falling Down
56.PERSONA3 THE MOVIE #4 Winter of Rebirth
57.まともじゃないのは君も一緒
58.マスカレード・ホテル
59.ジョゼと虎と魚たち(2020)
60.映画 けいおん!
61.たまこラブストーリー
62.ジョゼと虎と魚たち(2003)
63.ドラゴンxマッハ !
64.記憶にございません!
65.居眠り磐音
66.ガネーシャ マスター・オブ・ジャングル
67.ゾンビ津波
68.メッセージ
69.リトルフォレスト 春夏秋冬

以上69作品。年50がいちおう目標というか基準にしていたので、だいぶいいペースで見れたと思う。

初見で特に良かったのは「リズと青い鳥」、「ジョゼと虎と魚たち(2020)」とデッド寿司あたりか。「Fate/stay night Heaven's feel」三部作もこれ以上なく最高だったが、原作履修済の感慨深さ補正も多少影響していると思う。

 

ドラマ

1.麒麟がくる
2.ザ・クラウン Season1
3.賭ケグルイ
4.MIU404
5.シャーロック Season2
6.ザ・クラウン Season2
7.アンナチュラ
8.グッドモーニング・コール Season1
9.ザ・クラウン Season3
10.オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ
11.バンクオーバー! 〜史上最弱の強盗〜
12.岸田露伴は動かない
13.グッドモーニング・コール our campus days
14.トクサツガガガ
15.わかっていても

ドラマは15本。

以前から見ようと思っていた「ザ・クラウン」に手を出す。話題になるだけのことはあって、2022年配信予定のSeason5までにSeason4を見て追いつかなくては。また野木亜紀子脚本である「MIU404」と「アンナチュラル」が面白すぎて度肝を抜かれた。2021年見た中では、このふたつにだいぶ抜けている評価を与えている。

 

アニメ

1.魔法科高校の劣等生 来訪者編
2.やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。
3.B:The Begining
4.PUI PUI モルカー
5.ホリミヤ
6.B:The Beginning Succession
7.フルーツバスケット 1st season
8.サクラダリセット
9.フルーツバスケット 2nd season
10.とある魔術の禁書目録
11.聖女の魔力は万能です
12.フルーツバスケット The Final
13.Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア-
14.人類は衰退しました
15.かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜
16.かぐや様は告らせたい?〜天才たちの恋愛頭脳戦〜
17.新世紀エヴァンゲリオン
18.オッドタクシー
19.クロムクロ
20.京騒戯画
21.魔法科高校の優等生
22.魔法使いの嫁
23.鬼滅の刃 竈門炭治郎 立志編
24.BLUE REFLECTION RAY/澪

アニメは24本。2020年が数本くらいだったことを考えると、完全にアニメオタクに返り咲いたといえる。

原作の完結までをアニメーション化した「フルーツバスケット」、話題になるだけの理由がある「かぐや様は告らせたい」、アニメーション的にはチープで魅力はあまりないがシナリオの面白さとシュールな笑いがクセになる「BLUE REFLECTION RAY/澪」、群像ドラマがやがてひとつに収束する「オッドタクシー」と、なかなかいい年だった。

他にもいくつか言及すると、シーズン1で序盤の勢いが維持できなかった「B:The Begining」のシーズン2である「B:The Beginning Succession」は、全6話という短さから前シーズンの悪いところを引き継いでしまった印象。岡村天斎作品ということで見た「クロムクロ」は、気になるところは散見されたがそれなりに楽しむことができた。今シーズンまでにだらだらとヒロイン選びで間延びしていた「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 完」は、案の定話を引っ張ったように思えて原作同様あまり楽しめず。

 

1.高い城の男
2.化石少女
3.紅 〜歪空の姫〜
4.すべてがFになる
5.冷たい密室と博士たち
6.工学部・水柿助教授の日常
7.悲観する力
8.ロード・エルメロイⅡ世の事件簿 8
9.笑わない数学者
10.空の境界(上)
11.君たちは絶滅危惧種なのか?
12.薬屋のひとりごと
13.薬屋のひとりごと 2
14.サクラダリセット 2
15.我もまたアルカディアにあり
16.ロード・エルメロイⅡ世の事件簿 9
17.ロード・エルメロイⅡ世の事件簿 10
18.三体
19.蜜蜂と遠雷
20.歌の終わりは海
21.詩的私的ジャック
22.公正的戦闘規範
23.友達以上探偵未満
24.ジョゼと虎と魚たち
25.薬屋のひとりごと 3
26.サクラダリセット 3
27.完全教祖マニュアル
28.象られた力
29.サクラダリセット 4
30.鴉

以上30冊。2020年も30冊ほどだったので、冊数的にはいつもどおり。ただ2021年はだいぶライトノベルに寄った気がする。

森博嗣の「S&Mシリーズ」の初読はどうやら2021年から10年前だったみたいなので、少しずつ再読することにして4冊めまで進んだ。「S&M」だけでなく「V」、「G」は読んで「オメガ城の殺人」および「Ωの悲劇」に備えたいところだが、このペースではどう考えても間に合わない。

ここ数年で少しずつ読んでいた「ロード・エルメロイⅡ世の事件簿」も完結の10まで読み切った。リアルタイムで刊行されていたときはミステリ部分目当てで手にとってしまったので1で読むのをやめたが、TYPE-MOON派生作品として読むとなかなか面白い。文章的にはそこまで好みではないので、そこはネック。とはいえ新たに始まった新シーズン「冒険」も読むつもりがある。

話題に遅れることながら「三体」も三部作の1作めだけ手を付けた。どこまでもどこまでも広がっていく話のスケール、どうしてこんな発想ができるんだというSF的ガジェットたち、たしかにこれは圧倒的エンタメ作品だ。今すぐにでも2、3に手を出したいところだが、結構いい値段するのでハヤカワが再び電子版半額セールをしてくれるのを待っている。このままでは焦れて定価で買ってしまいそう。

もともと麻耶雄嵩という作家は大好きだったが、結構読んでいない作品があったので「化石少女」、「友達以上、探偵未満」、「鴉」の3冊を1年かけて読んだ。ある種アンチミステリめいた作風はどれにも一貫していて、めちゃくちゃ自分好みの文章を書く作家であることもあってどれも読書中は至福のひとときだった。残念なのはわりと寡作な作家なので(文芸誌には連載してたりするが単行本でまとめるのがそれほど多くない)、ペースはやく読んでいくともう読むものがないという絶望が待っているということ。悲しすぎる。