Three to Four

毒にも薬にもならない文字の羅列

5月にやったゲーム(2021)

 今年もE3の時期がそろそろやってくる。新型コロナウィルスの影響をまともに受けた去年とは違い、今年はたくさんのビッグタイトルが同時期に発表される予感をひしひしと感じていて、すでに大きな期待と(積む恐怖に)震えている。

 個人的には既発表のタイトルだけで結構カツカツだし、ポケモンスナップをはじめ、プレイしたくてもまだ買ってすらいないものもちらほらとあるので、控えめにしてほしい気持ちが正直なところ。

 そんな中、Xbox Game Pass for PCのタイトルラインナップを気軽に見てしまい絶望してしまった。プレイしたいがあまり金を出したくないカテゴリのタイトルとか、優先度こそ低いがそのうち買いたかったタイトルがごっそりある。CODE VEINやドラクエ11S、Maneaterまでもがぞろりと。こうして人は積みゲーを増やしてしまうんですね・・・(しかもGame Passは定期的にタイトルが入れ替わるので安易に積むことすらできない)。

 

 

 

これからのADV標準にしてほしいくらいリッチなフルリメイク

f:id:grotesque34:20210601121622j:plain

 楽しみにしていた、数十年のときを経てフルリメイクされたファミコン探偵倶楽部 消えた後継者「うしろに立つ少女」をプレイした。

 コミック的な演出でリッチに感じたBONDとは違いながら、ぬるぬると動くアニメーションでこちらもひじょうにリッチ。個人的にテキストADVは立ち絵とテキストだけで十分だと思っているけども、ちょっと考えが変わりかける。

 リメイクといいながらも、テキスト部分はおそらく当時のものを漢字変換した程度(多少調整はしてるだろうが)だと思う。これは悪いという意味でなく、それだけ原作が素晴らしかったということにほかならない。

 ちなみに音楽のアレンジが最高に良い。「うしろに立つ少女」は原作からして名曲揃いだったが、アレンジ版も文句なし。ゲーム中でBGMをオリジナル版とアレンジ版を切り替えることができたりもして、現代クオリティにリメイクされたビジュアルに当時の音源でプレイしたら、また違った感になりそう。

 プレイ時間的には、2本とも10時間にも満たないくらいで、4000円超するゲームタイトルとしては少しお高めに感じるかもしれない。が、結局のところ“ファミコン探偵倶楽部のリメイク”というところに価値を見いだせるひと向けなので、ファンからしたらむしろ安い分類なのではないか。(個人的には価格が発表されたときその安さに驚いた)

 

巻き戻し機能でこれ以上なく快適になったFEシリーズの最高傑作

f:id:grotesque34:20210601121646j:plain

 Nintendo Switch Online会員向けサービス、スーパーファミコン Nintendo Switch Onlineに待望のタイトルファイアーエムブレム 聖戦の系譜が追加された。風花雪月がシリーズでもトップの評価を得た今でも、シリーズファン的には最高傑作のひとつだろう。正直だいぶ大味なゲームデザインながら、今プレイしても古臭さを感じない数少ないSFCタイトルのひとつで、これを機により多くのひとがプレイしてくれるとFE人口がより増えるので助かる。

 当たり前だがローカライズされていない海外には配信されていないので、FEHでたくさんの聖戦キャラが実装されてる現状を考えるとかわいそうな限り。グローバルで展開しているFEHは、売上の半数以上が海外セールスなだけにどうにかローカライズしてスーパーファミコン Nintendo Switch Onlineで配信してあげてほしい。狂気のごとく喜ぶはず。