Three to Four

毒にも薬にもならない文字の羅列

偽りの黒真珠/先週のゲーミング

 

 Nintendo Switch専用タイトル、「伊勢志摩ミステリー案内 偽りの黒真珠」クリアしました。2019年最初にクリアまでプレイしたタイトルというわけで。

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 このタイトル、もともとは3DSで出るという予定で、初報から相当楽しみにしていました。正直、世代的に特別ファミコンミステリーに思い入れがあるというわけではないけども、現代にあんなノスタルジックなプレイ画面見せられたらやりたくなっちゃうわな。「助けてタコさん」も待望してたし(現状積んでるけど)、過去ハードライクなゲームになんか魅力を感じちゃうみたい。

 プレイ時間は5時間ほど。価格は1000円だったので、ボリューム的には、まぁこんなものでしょうか。個人的には、思っていたよりも長い時間楽しめたなと満足してる。

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相棒はケン!

 内容としては、プレイヤーが考える余地のある推理モノではなく、完全な2時間サスペンスモノ。ファミ探シリーズのようなドラマ的シナリオといえばわかりやすいかな。

 案外こういうノスタルジーをウリにしたゲームって、当時のハードスペックゆえの不親切さもそのまま再現してイライラすることが多いと思うけど、偽りの黒真珠はテキストスピードもいい塩梅だし、次に何をすればいいかの誘導もだいぶ丁寧にしてくれるので、ストレスを感じることなくノスタルジーに浸ることができる。これ、些細なことだけれど、かなり大事な部分だと思ってる。

 発売前から各所で注目されていたし、いざ発売されたらe-shopのダウンロードタイトルの上位に名を連ねていたので、かなり売れたはず。ぜひシリーズ化してほしい。また、ファミコンアドベンチャーリバイバルという出オチで終わらずに、しっかりとした作品に仕上がっていたので、ぜひおすすめしたい。

 最後にひとつ希望を言うのなら…、サウンドトラックを出してほしい…。デジタル販売でいいんで…、boothなりBandcampなり活用して…、なにとぞ…。