Three to Four

毒にも薬にもならない文字の羅列

2023年に見たドラマと映画とアニメ

忘れていたけど2023年に見た映画ドラマアニメをここにまとめておく。

映画

1.返校 言葉が消えた日(2019)

2.ハケンアニメ!(2022)

3.ヒッチハイカーKA|:手斧のヒーロー、その光と影(2023)

4.逃亡者 カルロス・ゴーン 数奇な人生(2022)

5.千年女優(2001)

6.西部戦線異状なし(2022)

7.グリッドマン ユニバース(2023)

8.かぐや様は告らせたい -ファーストキッスは終わらない-(2022)

9.ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023)

10.アフリカン・カンフー・ナチス(2021)

11.マイ・ブロークン・マリコ(2022)

12.劇場版 響け!ユーフォニアム~誓いのフィナーレ~(2019)

13.きさらぎ駅(2022)

14.岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023)

15.モンスターハンター(2019)

16.THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ!(2014)

17.LAMB/ラム(2021)

18.劇場版 呪術廻戦 0(2021)

19.妖獣奇譚/忍者VSシャーク(2023)

20.MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022)

21.ヴィーガンズ・ハム(2021)

22.かがみの孤城(2022)

23.バーフバリ 伝説誕生(2015)

24.リバー、流れないでよ(2023)

 

以上の24本。毎年50本を目標にしていたので、だいぶ悪い結果となった。

 

ドラマ

1.ブラッシュアップライフ(2023)

2.ザ・クラウン シーズン5(2022)

3.ハヤブサ消防団(2023)

4.VIVANT(2023)

5.ウソ婚(2023)

6.THE DAYS(2023)

7.ONE DAY〜聖夜のから騒ぎ〜(2023)

8.時をかけるな、恋人たち(2023)

9.コタツがない家(2023)

10.いちばんすきな花(2023)

 

アニメ

1.ドールズフロントライン(2022)

2.機動戦士ガンダム 水星の魔女 Season1(2022)

3.チェンソーマン(2022)

4.サマータイムレンダ(2022)

5.ゾンビランドサガ(2018)

6.お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件(2023)

7.響け!ユーフォニアム(2015)

8.響け!ユーフォニアム2(2016)

9.推しの子(2023)

10.私の幸せな結婚(2023)

11.ホリミヤ -piece-(2023)

12.白聖女と黒牧師(2023)

13.呪術廻戦(2020)

14.Fate/strange Fake -Whispers of Dawn-(2023)

15.SPY×FAMILY Season 2(2023)

16.呪術廻戦 懐玉・玉折/渋谷事変 (2023)

 

アニメは16本。わりと見た。

2024年の1月から3月に読んだ本

さて早いもので今年も1/4が終わった。悲しいことに去年ぶんのやったゲームとか、見たアニメ映画とかについてまだまとめる時間が取れていない。それらはそのうちやるとして、とりあえずは今年3月までに読んだ本に触れる。

 

物語 ウクライナの歴史 ヨーロッパ最後の大国(黒川祐次)

東欧の大国ウクライナの歴史と変遷についてよくまとめられた一冊。年を跨いで読んでいた。世界史の授業は担任持ちだった為、すべて睡眠に費やしていたおかげで、ウクライナについてほぼほぼ無知であったが、本書を通じてその一端を知れた気がする。まぁ地政学上ある程度察することはできていたが、その歴史はあまりにも困難が付きまとっていて、ソ連からの独立がどれだけの悲願であったかが伺い知れる。

 

三体0 球状閃電(劉慈欣)

三体0といいながら三体三部作とは完全に独立した作品。前日譚ですらなく、三部作とは矛盾点も多い。どうやら0としているのは国内の商業的な理由で、本国ではそういうわけではないらしい。とはいえ、三体”らしさ”は健在で、ロスを埋めるにはちょうどよい。

 

時をかける少女筒井康隆

なんだかんだ読んでなかったなーと手を付けた。中身は中短編集で、表題作もコンパクト。アニメーション映画で有名な原作だが、そこそこ内容忘れていて差異を楽しむことはできなかった。古めの作品なので文章はやや現代的でないものの文体は軽く、ジュブナイルというか、青い鳥文庫的なターゲット層なんだろう。コメディタッチなバカSF的な短編もあり、映画「MEMORIES」を思い出しながら読んでいた。

 

台湾 四百年の歴史と展望(伊藤潔)

ウクライナに続き、安全保障上の問題を抱え続けている台湾についても本書で知れた。国民党による白色テロ時代については、ゲーム「返校 Detention」でも垣間見ることはできたが、あまりにも非人道的な所業のアレコレに頭を抱えそうになった。本書が執筆された段階では、いまだ国民党が政権を取っていたようだが、現在の台湾政権は民進党。これが意味することの重さを突き付けられた気がする。というか、現在これだけ安全保障上の問題を抱えているのは、中華民国の内乱が発端だと思うとそもそも台湾に住んでいた原住民があまりにも不憫だ。日本の撤退タイミングもだいぶ悪かったのだが。

 

紙の動物園(ケン・リュウ

読む前にイメージしていたよりよっぽど情緒的な作風で驚いた。中華SFはやっぱり劉慈欣のイメージが強いからかな。まぁケン・リュウは中国系アメリカ人だから、厳密には中華SFではないだろうけど、ルーツは非常に感じられる。本書も白色テロ時代をテーマにしていた短編が入っており、いろいろ台湾について思いを馳せる冬だった。

 

走馬灯のセトリは考えておいて(柴田勝家

いろいろ積読にはしているけど、読了は本作がはじめましての柴田勝家。ネーミングからは想像もつかないくらい学術的な視点からSFを書く作家だなぁと。少し小難しくて苦手な印象もあったけど、本書は短編集でもあるのでとっつきやすく、作家性も受け止めやすかった。デビュー作である「ニルヤの島」も積んでいるので近いうちに読みたい。

 

Fate/strange Fake 1(成田良悟

気付いたら既刊が8巻まで出ていたFake。一応全巻買ってデジタルストレージの肥やしとしているのだけど、いい加減読まねばなということで、1から再読。なんとか今年中に追いつきたい。モチベが湧いたのはFate/Samurai Remnantの出来のおかげだが、モチベが下がっていたのはFate/Grand Orderのシナリオがアレだったから。てかテキストボックスの動作、もう少しストレスフリーにならないものかね、アレ。

 

おわりに

3か月で7冊と、個人的には良いペース。このまま年末までいきたい。三体とかの重量級を読んだ後にライトノベルに手を出すと、読み進めるスピードが段違いで、文字数単位で比較したらどれだけの差があるんだろうかと考える。昔は紙面にびっしり文字があればあるだけオトクという思想を持っていたこともあったなぁ。

ちなみにゲームは現在オクトパストラベラー2に手をつけている。そろそろ終わりそうな進捗。

10月から12月読んだ本

 

grotesque34.hatenablog.jp

grotesque34.hatenablog.jp

1月から9月は上の記事。

 

情景の殺人者 Scene Killer(森博嗣

XXシリーズ第3弾。シリーズ名も決まり、小川と加部谷がコンビで探偵事務所をやっているという、ある意味ボーナストラックみたいな話が今後も続くようでとても嬉しい。本書では、雪上!美女!流血!連続殺人事件!の謎を追う。2時間サスペンスのような緊迫シーンや盛り上がりどころがあり、エンタメとして読み応えがある。とはいえ、加部谷にはそろそろ幸せになってほしい頃合い。

謎解き 聖書物語(長谷川修一)

聖書物語とひとくちにいっても、いわゆる旧約聖書にフォーカスした内容だった。昨今の中東事情を掘りたくて読み始めたわけだが、まさか読んでいる最中にあれほどの出来事が起こるとは。期せずしてタイムリーになってしまったが、理解の掴みにはよかった。

三体X 観想之宙(宝樹)

三体、三体Ⅱ、三体Ⅲ、三体0と数ある三体シリーズの中で、本書は一際異彩を放っている。そもそも著者が違うということもあるが、もともとは二次創作としてインターネット上に投稿されたものだというのだから、それが刊行されてしまったということも含めて異質だ。とはいえその内容は本家に劣らず、三体Ⅲで残された数々の疑問や謎の多くを説明し、突飛でありながらおおよそ納得のできる答えを明示してくれる。あくまで二次創作であるということに留意する必要はあるが、三体Ⅲまでの旅を終えた読者は、そのロスを慰めるためにも手を出すべき1冊であるように思える。

岩田さん 岩田聡はこんなことを話していた(ほぼ日刊イトイ新聞/糸井重里

早逝した任天堂前社長岩田聡についての記事をまとめた1冊。基本的にWebを漁れば読めるものだが、本としてまとめられているのはありがたい。現在の任天堂が持つであろう哲学を垣間見ることができる1冊。

奪われた「三種の神器皇位継承の中世史(渡邊大門)

FateSRをプレイして、そういえば三種の神器についてあまり詳しくは知らないなということで読んだ。ヤマトタケルが東方征伐で持っていき向こうで置いてきたことや、壇ノ浦で当時の天皇諸共沈んで紛失したこと程度は既知ではあったが、実際皇位継承の儀式にどれほどの役割を果たしているのか等について興味深い内容だった。途方もない時間存在するものとはいえ、短期間に何度も燃やしているとことか、結構な笑い話だと思う。

封印再度森博嗣

一昨年くらいからS&Mシリーズを読み直すということをやっているのだが、その一環。シリーズ5冊目。およそ10年ぶりの再読。初めて読んだときが既に刊行から時間が経っていたが、それから10年経っても色褪せないエンタメ性だなぁと今回読んで改めて感じた。作中に物質的なパズルが登場することもあって、シリーズの中でもより本格ミステリ感のある作品だと思う。

 

以上6冊。読みかけのが幾つかあって、残念ながら区切りよく新年を迎えることはできなかったけど、まぁよしということで。

ちなみに読んでいるのは、下2つ。

これが読み終わったら読もうと思っているのが、以下の2冊。

ということで2023年も終わり。読んだ本は全部で20冊でした。ゲームとかは後日まとめます。よいお年を。

 

今年買って良かったもの

2023年も終わり、来る2024年。字面が未来すぎて脳がバグるのだが、現実としてもうほんの数日後に訪れる未来でもある。

怖すぎ。

Steam Deck(LCD

store.steampowered.com

OLED版が発表される直前くらいにセールで買った。とはいえ、買ったのは最安のモデルでだいたい5万円くらいだったから、特別損した気分にもならず救われた。これで256GBモデル買ってたら心が折れていた可能性は全然ある。

届いたタイミングくらいから忙しくなってしまって、一通りの起動と対応確認こそしたけれど、まともにプレイしたのはFateSRくらい。アレもわりと重いタイトルなので、デフォ設定でプレイしたらファンぶん回し大量発熱で壊れるかと思ったけど、FPSを30に制限したらファンも静かで快適になった。(追記、今は60でも動作安定)やっぱりフレームレート上げるとキツイんだな。ということで、重めのタイトルはそれぞれ快適なパフォーマンス設定を探す必要がある。

OSこそSteamOSだが、Windowsを入れなくてもDRMフリーなら互換で結構動いたりするのは嬉しい誤算。お世辞にもプレイフィールが良いとはいえないので、そこまで活用する気にはなれないけども。

ROG Allyとか、そもそもWindowsOSが入ったものとどっちを買うか悩んだりしたけど、起動したときにWindowsの画面ではなくSteamが立ち上がるというのは、やっぱりコンソール感があってゲームするぞという気になれる。あとモバイルなのでスリープが死ぬほど便利。Windowsは結構スリープが安定しない印象があるので、ここらへんは専用OSのいいところだなぁと感じる。

HUAWEI Eyewear(1)

consumer.huawei.com

いわゆるオーディオグラス。新しい世代が既に発売されているが、前世代機(第1世代)をセールで安く買った。

これ、めちゃくちゃ良いのでオススメ。街で流れているBGMくらいの気持ちの音量なら音漏れもほぼ(というかまったく)ない。さすがに公共交通機関とか雑踏には向いていないので、使いどころを選ぶ必要はあるけども。何よりレンズを入れてしっかりと眼鏡として使えるのがグッド。

バッテリーが1日使い続けるには厳しいことと、充電が専用のアダプタであることが欠点。あ、あとサイズがややでかいので小さめのメガネケースだと収納できないのは不便かも。けどそれは、インターネットの集合知により無印の小物ケースがサイズぴったりだと教えてくれたから無事解決。

買ってからまだひと月程度だが、もはや今年のベストバイ。もうこれなしの生活は考えられないレベルである。

Anker Soundcore VR P10

Bluetooth接続のイヤホンには遅延が付き物で、ゲームには向いていないというのが通説だったと思うが、ついにそのフェイズが終わったんだなと感じさせられる。VR P10の遅延はカタログスペック上30msとなっているが、体感上は0に等しい。リズムゲームだって何の違和感もなくプレイできるくらいだ。

Meta Questでの使用を第一にデザインされていることは確かだが、当然Type-Cのドングルが刺さればどんな端末でも使えるので、Switchやタブレット、前述したSteam Deckとその活躍の幅は広く、出先でゲームをしたいときには欠かせないプロダクトになっている。

デザインがオタクすぎることが不満といえば不満かな。まぁ装着しているときは当然自分からは見えないので別にいいんだけど。

SENNHEISER HD599

以前使っていたHD598が恋しくなり、後継のHD599を新調。デザイン込みで気に入っていたので、Amazon限定のSEではなくてプリンカラー。

音の傾向は598とあんまり変わった印象なくて、解像感はさほど高くない甘めの音。598よりも少し解像感は上がったかなと気持ち感じるくらい。ハイレゾリューションを求めてリスニングするにはあんまり向いてないけど、普段遣いとしてマルチな用途向けということなら聴き疲れもしないし、いい感じ。

ホームオーディオで音楽を聴くことが最近はあんまりないので、今後はこれを手放さずにいきたい。

8月9月で読んだ本

楽園とは探偵の不在なり(斜線堂有紀)

天使の降臨により、二人以上の殺人を犯すと地獄に落ちるようになった世界を舞台にした特殊設定ミステリ。テッド・チャン「地獄とは神の不在なり」をもじったのであろうタイトルと、その突飛な設定で結構前から気になってはいたんだけど、まぁ結論をいうとだいぶ期待外れだった。もちろん内容もそうだが、なにより文体が軽めで、一昔前のいわゆるライトミステリや新本格に分類される作品たちはまだまだ硬派だったなとすら思えた。「紅蓮館の殺人」を読んだときの失望再び。要は文体が合わなかったという話。

 

メルカトル悪人狩り麻耶雄嵩

これを読むために「メルカトルかく語りき」を再読したので、本命もちゃんと今年を出ないうちに読了。麻耶雄嵩はやっぱり良い。各短編の初出年月を見て思いを馳せる。1997年、何をしていたかな。

 

円(劉慈欣)

三体の劉慈欣による短編集。三体の雛形になったであろう作品もちらほら。三体から読むのは重いので、円から入るのもアリ。

 

人工知能は人間を超えるか(松尾豊)

だいぶ前に買った本なので、当然最新の動向については書いていないが、執筆時点から予期された未来が来ているかという点で面白く読めた。

 

ガーンズバック変換(陸秋槎)

「色のない緑」がSFデビューらしい陸秋槎待望の短編集。前半は挑戦的な作品も多くて、引き出しの多さに驚く。とはいえ、とっつきやすいのは後ろ2編だろう。

 

ギルガメシュ叙事詩(矢島文夫)

ちくまプリマー新書の「謎解き 聖書物語」を読んでいたところ、言及と引用があって、そういえば途中までしか読んでいなかったと思い立ち、こちらを先に読了。案外邦訳が出たのが最近だったりするんだなと。1965年を最近というならだけど。

 

以上6冊。だいぶペースが上がってきたが、今後はどうかな。今年も残すところあと3ヶ月。まだまだ積ん読もいっぱいあるので、なるたけ時間を空けて努力したい。

10月は森博嗣のXXシリーズ第3作め、「情景の殺人者」が刊行。楽しみだ。